ハイライトで魅力を整理する|プロフィールを「お店の顔」にする
Instagramのプロフィール画面を開いたとき、ストーリーズの下に並ぶ丸いアイコンに気づいたことはありますか?あれが「ハイライト」です。一度投稿したストーリーズは24時間で消えてしまいますが、ハイライトに保存しておけばいつでもプロフィールに表示し続けられます。はじめて訪れたフォロワー候補があなたのアカウントを見たとき、最初に目に入る"看板"として機能する、とても重要な場所です。
ストーリーズを毎日投稿していても、ハイライトを整えていないアカウントは「せっかくの情報が消えてしまう」状態にあります。逆に、ハイライトをきちんと整備しておけば、過去に投稿した良いコンテンツが新規訪問者にも届き続けます。一度作れば半恒久的に機能し続けるこの仕組みは、小さなお店ほど効果を発揮します。
ハイライトは「常設メニュー」と考える
飲食店でいえば、ストーリーズは日替わりの黒板メニュー、ハイライトは壁に掲げた固定メニューボードのようなものです。はじめて来店したお客様が「何があるお店なのか」を素早く理解できるように、ハイライトは情報を整理して常に見せておく場所として活用しましょう。
たとえば次のようなカテゴリで整理すると、訪問者が迷わず必要な情報にたどり着けます。
- メニュー・商品紹介: 代表的な商品や人気メニューをまとめる
- お知らせ・営業情報: 営業時間や定休日、季節ごとのお知らせ
- お客様の声: 喜びの声や実際の利用シーンの写真
- アクセス・店舗紹介: 地図、外観、スタッフ紹介など
- よくある質問: 予約方法、駐車場の有無、アレルギー対応など
カテゴリの数は多すぎると逆効果です。最初は3〜5個程度に絞り、内容が充実してきたら少しずつ増やすのがおすすめです。
業種別のカテゴリ例
業種によって「見せるべき情報」は変わります。自分のお店に合わせてカスタマイズしてください。
美容室・サロン系
- スタイル集(ヘアカラー / カット / パーマ別に分けてもよい)
- 料金・メニュー表
- スタッフ紹介
- ご予約方法
- お客様の声
飲食店・カフェ系
- おすすめメニュー
- 季節限定・週替わり
- テイクアウト情報
- 店舗の雰囲気・こだわり
- アクセス・駐車場
整体・エステ・治療院系
- 施術メニュー・料金
- 施術の流れ(初回予約から当日まで)
- お悩み別コース案内
- よくある質問
- スタッフ紹介
雑貨店・アパレル系
- 新入荷アイテム
- スタッフコーディネート
- 商品カテゴリ(バッグ / アクセサリー / etc.)
- オンラインショップ案内
- 店舗情報
「見る人の動線」で順番を決める
ハイライトの並び順はプロフィール画面で左から右へ表示されます。Instagramは**最後に編集したハイライトが左端(先頭)**に来る仕様です。つまり、最も見てほしいハイライトを先頭にしたい場合は、そのハイライトを最後に編集(ストーリーズを一枚追加するだけでも可)することで位置を調整できます。
訪問者が最初に知りたいのは「このお店は何を売っているのか」「どこにあるのか」「今営業しているか」の三点です。この順番に合わせて、商品紹介・アクセス・営業情報を先頭側に置くと、自然な動線になります。
タイトルとカバー画像で「見た目の統一感」を出す
ハイライトには、それぞれタイトルとカバー画像(アイコン)を設定できます。ここを整えるだけで、プロフィールの印象がぐっと洗練されます。
タイトルの付け方のポイントは、短く、直感的にわかる言葉を選ぶことです。「2024年春メニュー」のように時期が入ると古くなるため、「メニュー」「お知らせ」のようにシンプルにまとめておく方が長く使えます。
カバー画像は、お店のブランドカラーやロゴに合わせたデザインにすると統一感が生まれます。無料のデザインツール(CanvaなどのWebサービス)を使えば、テンプレートから簡単に作れます。カバー画像の色やフォントをそろえるだけで、プロフィール全体がひとつのブランドとして見えるようになります。
タイトルは15文字以内を目安に
Instagramのハイライトタイトルは表示上、丸いアイコンの下に短く切れて見えます。スマートフォンの画面では長い文字が途中で「…」に省略されることもあるため、実質的に見えるのは日本語で5〜7文字程度です。
- NG例:「季節限定のおすすめスイーツメニュー特集」
- OK例:「スイーツ」「期間限定」「おすすめ」
英語のアルファベットを混ぜると横幅が広がって読みにくくなる場合があります。「ACCESS」より「アクセス」の方がすっきり見えるケースが多いです。
カバー画像の作り方:手順の例
CanvaなどのWebツールを使う場合、次の手順でカバー画像を作れます。
- Canvaを開き、「Instagramストーリー」サイズ(1080×1920px)の新規デザインを作成する
- 背景色をお店のブランドカラーに設定する
- 中央にシンプルなアイコン(絵文字やCanvaのアイコン素材)か、カテゴリ名のテキストを配置する
- 全ハイライト分のデザインを複製して色・アイコンだけ変える(同じフォーマットで統一するのがコツ)
- PNG形式でダウンロードし、ハイライトのカバーとして設定する
このとき、アイコンや文字は画像の中央に置くのがポイントです。ハイライトの表示は円形にトリミングされるため、端に要素を置くと見えなくなります。
「写真そのもの」をカバーにする方法
デザイン作業が難しい場合は、商品や店舗の実際の写真をカバー画像にする方法もあります。この場合も、全ハイライトで同じ雰囲気の写真(明るさ・色温度・構図を揃える)を使うと統一感が出ます。たとえばカフェなら「ラテアートの真上から撮った写真」で統一する、雑貨店なら「白背景に商品を置いたカット」で揃えるといった方法です。
ハイライトを定期的に「更新」する
ハイライトは「作ったら終わり」ではありません。季節のキャンペーンが終わったら古いストーリーズを削除する、新しいメニューが加わったら追加するなど、定期的に見直すことで情報の鮮度を保てます。
更新のタイミングの目安としては、次のようなときが適しています。
- 季節・時期の変わり目(春夏秋冬、年末年始など)
- 新商品・新サービスの開始時
- キャンペーンや特別イベントの前後
- 営業時間や定休日が変わったとき
「最終更新がいつか分からない古い情報」が残っているハイライトは、訪問者の信頼を損ねる可能性があります。少なくとも2〜3か月に一度はプロフィールを見直す習慣をつけましょう。
ハイライトへのストーリーズの追加・削除方法
操作に慣れていない方のために、基本的な手順をおさらいします。
既存のハイライトにストーリーズを追加する方法
- プロフィール画面で追加したいハイライトのアイコンを長押しする
- 「ハイライトを編集」を選ぶ
- 「ストーリーズを追加」から追加したいものを選んで「完了」をタップ
ハイライト内のストーリーズを削除する方法
- そのハイライトを開いて、削除したいストーリーズを表示する
- 右下の「…(その他)」をタップ
- 「ハイライトから削除」を選ぶ
削除してもそのストーリーズ自体がアーカイブから消えるわけではないので、安心して整理できます。
「更新したら消す」ルールを決めておく
情報の鮮度を保つには「追加するルール」だけでなく「削除するルール」も大切です。たとえば次のようなルールをあらかじめ決めておくと、ハイライトが古い情報で溢れるのを防げます。
- キャンペーン終了から1週間以内に関連ストーリーズを削除する
- 季節限定メニューのハイライトは、シーズンが終わったら非表示にする(ハイライト全体を削除せず、中身だけ入れ替える)
- 営業時間や価格が変わったらその日のうちに更新する
よくある失敗とその対策
実際のお店のアカウントを見ていると、ハイライトに関する同じパターンの失敗が繰り返されています。自分のアカウントに当てはまるものがないか確認してみてください。
失敗1:ハイライトが多すぎてスクロールが必要になる
ハイライトの数が10個を超えると、スマートフォンの画面で一覧が表示しきれずスクロールが必要になります。訪問者はスクロールしてまで見ようとしないことが多いため、画面内に収まる数(機種にもよりますが、概ね5〜7個程度)に絞るのが現実的です。
対策:似た内容のハイライトを統合する。「春メニュー」「夏メニュー」「冬メニュー」をそれぞれ別にするのではなく、「季節メニュー」としてまとめ、古い季節のものは削除して入れ替える。
失敗2:カバー画像がバラバラで統一感がない
ストーリーズをそのままカバーに使っていたり、全ハイライトで全く異なるデザインのカバーを使っていたりすると、プロフィール全体がごちゃごちゃした印象になります。これは潜在的なフォロワーに「整理されていない」という印象を与えます。
対策:カバー画像のベースカラーとアイコンのデザインルールをひとつ決め、全ハイライトで統一する。最初の一個を丁寧に作ったら、あとはそれを複製して使いまわすだけで済みます。
失敗3:内容が古いまま放置されている
半年以上前のキャンペーン情報や、すでに廃止したメニューがハイライトに残っていると、訪問者が混乱します。「このサービス申し込みたいけど今もあるの?」と疑問を持たせることは、問い合わせや来店のハードルを上げます。
対策:カレンダーに「ハイライト見直しの日」を月に一度設定する。または新しい投稿をハイライトに追加するたびに、同じカテゴリの古い情報を確認して不要なものを削除する習慣をつける。
失敗4:「お客様の声」ハイライトが空のまま
「お客様の声」カテゴリを作ったものの、実際のレビューやお礼のメッセージをもらえておらず、中身が空のハイライトが残っているケースがあります。空のハイライトはプロフィールに表示されないため、枠だけ作っても意味がありません。
対策:まず自分で「うれしかったお客様とのエピソード」や「ビフォーアフター写真」をストーリーズで投稿し、それをハイライトに保存することからはじめる。お客様からのDMや口コミ(個人情報が特定されない形で許可を得た上で)を紹介するストーリーズを定期的に作ることも有効です。
よくある質問
Q:ストーリーズを投稿したことがないのに、ハイライトは作れますか?
A:ハイライトはストーリーズをもとに作る機能のため、まずストーリーズを1枚以上投稿する必要があります。ただし、「ハイライト専用」としてプロフィールにのみ使うためにストーリーズを投稿することも可能です。投稿後すぐにハイライトへ保存すれば、24時間後に通常のストーリーズからは消えますが、ハイライトには残り続けます。
Q:ハイライトのカバー画像は、ハイライトのどのストーリーズとも別の画像を使えますか?
A:はい、使えます。ハイライト編集画面で「カバーを編集」を選ぶと、カメラロール(スマートフォンの写真フォルダ)から任意の画像を選べます。そのため、Canvaなどで作った専用のカバー画像を設定することが可能です。
Q:ハイライトを削除したら、元のストーリーズも消えますか?
A:ハイライトを削除しても、ストーリーズ本体はアーカイブに残ります(アーカイブの自動保存が有効な場合)。つまり、削除は「ハイライトとしての表示をやめる」だけで、元データは消えません。後から別のハイライトに追加し直すことも可能です。
まとめ
ハイライトは、はじめてプロフィールを訪れた人に「このお店は何をしているのか」を素早く伝える、いわばデジタル上の店頭ディスプレイです。カテゴリを整理し、タイトルとカバー画像を統一し、定期的に更新することで、プロフィール全体が信頼感のある「お店の顔」に育っていきます。難しいデザインスキルがなくても、まず3つのハイライトを作るだけでも大きな違いが生まれます。ぜひ今日、自分のプロフィールを一度見直してみてください。なお、こうしたInstagramへの投稿作成や定期更新の手間は、CROSSLINKのAI自動投稿機能を活用することで大幅に省力化することができます。